季節がら人寂しい季節になって参りまして、突発的にオタク向けの婚活パーティーに足を運んでみました。
参加したのはオタ向け婚活の中でも、気軽に参加できるらしい、I'm Single(アイムシングル)です。
参加前にレポや感想などを検索したのですが、時短版のレポっぽいものが見当たらなかったので、今後行かれる方のためにアラサー喪女視点での感想を残しておきます。開催地、回によって雰囲気は違うかと思いますが、何かのご参考になれば幸いです。
結果から言うとカップル未成立/(^o^)\フッジサーンだったので、カップル成立後どうしたとかそういう話は載ってないです。
アイムシングル時短Verのメリット・デメリット
パーティーの流れとかは後回しにして、率直に時短形式について感じたメリット・デメリットを述べていきます。 時短版はフリータイムがなく、自己紹介を終えるとほぼそのまま結果発表になります。
メリット
- 1時間で終わるので早く帰れる
- 参加費が他企画と比べると安め
- 話下手でも自己紹介さえ乗り切ればチャンスがある
知らない人とひっきりなしに2時間3時間もしゃべり続けるのは疲れますから、時間が短いのは単純に良い点だと思います。女性は基本無料っぽいのであまり関係ありませんが、参加費がやや低めに設定されているのも男性的にはうれしい点ではないでしょうか。あと自己紹介時間が3~5分程度と短く、プロフィール眺めてるだけでも話のネタには困らないので、話下手でもぼろが出にくいのではないかと思います。
デメリット
- 自己紹介タイムでいい印象が残せないと挽回する要素がない
- 第一印象ですべてが決まる
- ぶっちゃけ見た目
フリータイム有のパーティーだと、最初は他の人にアプローチしてたけど、向こうがアプローチくれてから気になりだしたとか、自己紹介ではピンとこなかったけどフリータイムは楽しかったからその人にしたとか、後から挽回の余地がありますが、時短だとそれが一切ないです。
一応、話した人全員分、どんな話をしたかのメモは取ってましたし、わりと記憶力いいので顔と服装と雰囲気と何話したかくらいは、記事書いてる今でもざっくり覚えてますが(名前は無理)、パーティー中は次から次へと似たような自己紹介会話「よろしくお願いします~○○がお好きなんですね~」で頭が上書きされていくので、直後ですら「今の人と何話してたんだっけ?」状態でしたし、最終的には「〇番さんと△番さんと□番さんは見た目が好みだった」っていう印象しか残ってませんでした。
まあ、私は見た目の好みだけで記入して見事に散ったんですけど。
「お前が婚活相手を見た目で選ぶとき、相手もまたお前を見た目で選んでいるのだ」
ニーチェ先生は絶対こんなこと言ってないので安心してください。
フリータイム有りなら巻き返してカップル成立の可能性もあるので、全員分の印象を控えておくに越したことはないですが、時短版は本当に「自己紹介タイムがすべて!」「再び話す機会もない!」ので、印象カードには見た目がアリかナシかだけを書けばいいなと思いました。カップル成立したらお茶や食事で改めて時間取って話すことになるでしょうし。そう考えるとシンプルでいいとも言えます。
参加者の雰囲気
時短だと女性側はぜんぜん移動する機会がないので、女性参加者は遠目の雰囲気くらいしかわからないのですが、派手めの人が少ない、黒髪率が高いくらいで、わかりやすくオタクって服装・見た目の人はいなかったように思います。普通の電車の方がよっぽど痛バッグの人とかとエンカウントしますね。
男性側はわかりやすくオタクな人と、言われてみればオタクっぽいかなーって人と、オタクなんだ―、意外って人が混在してました。割合的に後者ほど少ないです。
男女ともに派手めの人はいないので、ちょっとおしゃれとかそれだけで目立ちやすい。雰囲気イケメンOR美人以上の人はかなり勝率高いと思います。
そもそも、そういう人はフリータイムありの婚活パーティーでも十分カップル成立まで持っていけるんじゃないかという気がしますが、参加費安めで拘束時間も短い、一人勝ちなら選ぶ立場になれるので、効率は良いのかもしれません。
(雰囲気)イケメン OR 美人じゃない人は?
ナウシカ「森(フリータイム有りのパーティー)へお帰り……」
時短パーティー全体の流れ
受付
開始時間の15分前に受付開始。身分証明書を見せ、男性は粛々と参加料金を払い、女性は図書券500円分を貰います。
女性の方が負担額が少ないのは予想していましたが、女性無料どころかプラス収支ってすごいですね。カップル不成立でも帰りに漫画買って気晴らしができるんですもん。ネコにかつお節! オタクに図書券!
一方、参加費払って未成立だった時の男性心理は察するにあまりあります。アイムシングル公式にはハートブレイクなしって書いてありますが、数千円吹き飛んでハートブレイクがないわけがないと思うんですが……。
アイムシングルの公式サイト見ても、図書券500円分プレゼントと書いてあるものしかない感じなんですが、女性が参加費取られるイベントってあるんですかね?
女性は移動がないので受付後、空いてる場所から好きな場所に着席し、男性は移動があるので荷物やコートなどを預けてから着席し、机の上のギルドカードにプロフィールを記入します。
ギルドカード記入
オタク婚活と言うことで、好きな漫画・アニメ・ゲームなどを記入する欄がかなりの面積を占めています。 自己紹介タイムで見た感じでは、みっちり埋めてる人とスカスカな人とで別れている感じでした。結構書く欄が多いのでみっちり書きたい人は早めに会場入りしましょう。
みっちりなら会話の糸口には困らないけど、この人はアニメ・ゲーム・漫画のうちどれが一番好きなんだろう?となり、一目でどの方面のオタクなのか分かりづらい。スカスカなら共通項探すのも簡単だけど、一個も被らない可能性もあると一長一短な感じ。字にクセがある人は読む方も大変なので、スカスカの方がいいんじゃないかってくらいです。
共通点ないならないで家族構成とかオタク関係ない方面から話広げていけると思うので、書く労力的にスカスカのが若干コスパいい感じはします。
自己紹介タイム
ギルドカードに記入し終えるとそのままの席位置から、お互いのギルドカードを交換して自己紹介タイムです。 始まる前に向かいの人と話してたりしてもいいと思うんですが、私が参加した回は誰も時間前に話しかけたりはしてませんでしたね。 人数によっても調整が入るようですが、一人につき持ち時間4分くらいだったかと思います。時間が終わると女性はそのまま、男性側が次の席に移って、直前の相手の印象をメモしてから次の人とギルドカードを交換し……と、以下同じことを繰り返します。
自己紹介でお話した印象としては、男性の方がかなり女性に寄せてくれているというか、刀剣乱舞とか弱虫ペダルとか女性に人気のあるものを会話のとっかかりにしてる人が多くて、「婚活とか関係なく純粋にその作品を好きなのかもしれないけど男性側も大変だなー」と思いました。女性が男性にFate/GOやラブライブの話を振る感じと言えばわかりますでしょうか。男性側はお金もかかってますしね……。
アプローチ
自己紹介タイムが終わったら印象が良かった人の番号をアプローチカード(3枚まで)に記入、スタッフさんに届けてもらいます。自分にアプローチが来ていたら、同じようにスタッフさんが封筒に入れて届けてくれます。 誰もアプローチしてくれていなくても、白紙のアプローチカードが入った封筒がもらえるので、「あの人誰からももらえなかったんだ……」みたいなことにはならないので大丈夫です。大丈夫でした。
この時点でアプローチがもらえてない場合、挽回の見込みはないので、諦めていなくてもそこで試合終了です。
アプローチが届いていた人はアプローチの届き具合で、カップル成立できそうな人に鞍替えするのもよし、そのまま貫くもよしといったところです。
最終投票
最終投票カードに第1希望~第3希望、あるいはNG希望欄(複数可)があるので、第1希望のみ単勝1点買いするもよし、第3希望まで記入して可能性広げるもよし、「コイツ(NG)以外ならだれとでもいい」と捨て鉢になるもよしです。他のレポでも書かれてますけど、最後の奴使う人いるんですかね……? 誰ともカプりたくない人は自分の番号以外は空欄のまま出します。
カップル成立者が退場~未成立女性が退場~未成立男性が退場~ということで、終了となります。
その他、ざっくりと感想
さてさて、お読みの通り、カップル未成立ということで、婚活という目的に絞ると
「何の成果も得られませんでした」という感じではあるのですが、知らない人とお話するのは中々面白かったです。オタクということでどの人ともそれなりにはお話しできましたし。
「○○、最近新要素きましたよね?」 「え!? ホントですか!?」と思わぬ最新情報が手に入ったり、男性の好きなキャラの傾向を聞いたりするのは楽しかったです。ただ、4分だとプロフィールの気になる項目を1つ、2つ話して終わりという感じだったので、話を重視するならもうちょっとじっくり話せる形式がいいなあと思いました。
逆に話を全く考慮せず、見た目で選ぶことに特化するのであれば、脳科学的に人間は好みのタイプを0.5秒で判断することができると言われてますので、「4分も要らなくない?」っていう。
1000人くらいベルトコンベアーに異性並べて、すれ違う瞬間にアリだったらボタンを押すみたいな婚活パーティーあったら面白いんじゃないかなと思いました。芸能事務所の書類審査とかは多分そんな感じなんじゃないかと思いますが。
女性は髪型服装ばらけてた印象なんですが、男性の方は一周してみると似た雰囲気の人が何人もいて、途中から参加者男性で神経衰弱するというサイコパスな遊びに密かに興じていました。私が男だったらこんな女は嫌です。