この記事の概要:仕事や学校などでパソコンを使う機会があり、タイピングを早くしたいがパソコンを持っていない人向けに、パソコンを持っていなくてもタイピングが上達する方法をまとめてみました。
読んで参考になりそうな人: * タイピングを早くしたい人 * パソコンを持っていない人 * あまりお金をかけたくない人
タイピングが上達すると得られるメリット
仕事が早くなる!
文書入力やメールの早さは、ほとんどそのままタイピングの速さで決まります。
タイピングに不慣れな人のタイピング速度は1分間に50~100文字程度です。
対して、タイピングに慣れている人は1分間に200~300文字を打つことができます。少なくとも2倍、下手すると6倍違います。
スマートフォンに慣れている人は「フリック入力でも十分早く打てるよ」と思う方もおられるかもしれません。
実際、日本語入力に関しては、ローマ字入力の場合、1文字を打つのに「か」なら「KA」のように2文字の入力が必要なので、1文字分の入力で済むフリック入力の方が早い人がいることも確かです。
しかし、英語では入力文字数に差がないのでフリックの優位点が崩れますし、フリック入力で最高峰水準の人の入力が400文字/分*1であるのに対して、キーボード入力者の最高水準は700文字/分*2と、キーボード入力の方が最高速度の天井が高いのです。
私の場合、キーボード入力歴の方が長いですが、スマホも一日数時間単位で触っていますし、出先ではスマホでブログを書くことも多いので、フリック入力に関してもそれほど遅くはないと思いますが、パソコンでキーボード入力した場合、340文字/分であるのに対して、フリック入力の場合は150文字/分で実に倍以上の差が出ました。 あと、私は片手で本を読みながら、もう片手でキーボードを打つということをよくするので、右手だけで300文字/分が出せます。左手鍛えたら400文字いけると思います。
目や脳が疲れなくなる
タイピングに不慣れなうちは、打つキーを目で探したり、画面とキーボードを交互に見たりでとても目が疲れます。
ですが、タイピングの上達に不可欠と呼ばれる、キーボードを見ずにタイピングできるタッチタイピングをマスターするとその必要がなくなります。
さらに、タッチタイピングのことを別名ブラインドタッチと言いますが、その名の通り、目を閉じていても文字入力ができるようになるので画面を見なくてもいいんですよね。
脳が処理する情報の7割は視覚情報と言われていて、目を閉じているだけでかなりの疲労を抑えることができます。私も疲れている時は目を閉じた状態で入力することで目と脳の負担を抑えてます。
パソコンなしでもタイピング速度を早くできる?
大学生であれば論文の作成、社会人であれば仕事での書類作成やメールなど、パソコンを使用する機会が増え、タイピングを早くしたいと感じる人も多いと思います。
特に身近にタイピングが速い人がいると、自分のタイピングの遅さが気になってきますよね……。
タイピングを早くするためには、実際にパソコンで練習をするのが一番で、タイピング上達系のサイトもパソコン所持を前提としていることが多いのですが、一方で最近は、スマートフォンやタブレット端末の性能がよくなり、フリック入力により文字入力速度も向上したため、若い世代を中心に個人用パソコンを持っていない人が増えているそうです。
タイピングを早くしたいけど、自分用のパソコンを持っていない人も多いのではないでしょうか?
19~25歳の男女の51.2%が「自分用のパソコンを持っている」と回答。また25.7%の人が「家族兼用のパソコンを持っている」と応えており、合算すると若年層男女のおよそ8割はパソコンを利用できる環境が身近にあることがわかった。
逆を言えば、2割強の人がパソコンを持っていないことになります。
ノートパソコンやタブレットとしても使える2in1パソコンも、安いものなら25,000~40,000円くらいから購入できるのですが、
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パソコンがなくても出来る! タイピング上達方法
というわけで、パソコンを持っていなくてもタイピングを早くする方法を考えてみました。
スマートフォンやタブレットに対応したキーボードを購入する
パソコンは持っていないけれど、スマートフォンを持っている人は多いのではないでしょうか? 一番いいのはスマートフォンやタブレットに対応しているキーボードを購入し、できる限りキーボードを使って入力することです。パソコン買わない方法では一番おすすめです。
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折りたためて持ち運びに便利なものも多く、数千円から購入できるのでパソコンに比べて低予算でタイピングの練習ができます。 スマートフォンやタブレットを買い替えても継続的に使用できますし、将来的にパソコンを買った時には予備のキーボードとして使うこともできます。
キーボードを買って以降は、ほとんどパソコンと同じようにタイピング練習をすることができるので、ホームポジションを学習するなどして、積極的に練習していきましょう。 ただ、パソコン用のタイピング練習ソフトはダウンロードできませんし、タイピング練習サイトはFlashを使用していたりして、スマートフォンでのプレイに対応していないことが多いので、キーボード入力に対応したアプリなどで練習することになります。
上記のアプリは無料で利用できますし(360円で広告除去できます)、フリック入力にも対応しているので、まずはキーボード入力>フリック入力を目指してみましょう。 5分、10分でも毎日キーボード入力を続けていると、脳がキーボード入力用に最適化されてくるので、1ヶ月くらいで200文字くらいは打てるようになると思います。
スマホの壁紙をキーボードにしてみる
タイピング初心者のうちは、まずキーボードの配列を覚えるのが最重要です。 そうです。あの慣れないとわけがわからない配列に慣れなければならないのです。 壁紙で常に目に入ることにより無意識のうちに、脳がキーボード配列を覚えようとしてくれますし、 「タイピングしなきゃな……」と思い出し、タイピングに対する意識が高まります。 作ってみました。テンプレートの関係で英字キーボードの配列なので、実際の日本語キーボードの配列とは異なる部分もありますが、おおむね合ってるはずです。 赤字が母音です。青字がShiftと同時押しで打てる記号です。
使ってみてください。視差効果はオフにして静止画で設定してください。 余談ですが、これつくるのにめちゃくちゃ時間かかりました。
キーボード配列の元画像はクリエイティブ・コモンズからお借りしました。
This work is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
フリック入力/音声入力を封印する
正直、スマホはフリック入力の方が便利だと思うので(キーボードだと打ち間違いが多い)おすすめはしませんが、キーボードを買いたくない方は配列覚えるためにやってください。
iOSの場合は設定→一般→キーボードから、日本語かな入力を削除してください。
紙のキーボードで練習する
上の画像印刷して紙でタイピング練習します。やってて虚しさが半端ないと思うので、こちらも全くおすすめしません。 メリットは電気代0で家計にやさしいことです。
キーボード配列を書きうつしてみる
上の画像を10回も書きうつせば、配列はいやでも覚えられます。でも、やっぱりおすすめはしません。 「HUNTER×HUNTER」でクラピカがやっていた具現化系の修行みたいな感覚でやってみてください。
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ピアノを習う
運指能力が上がるのでキーボードが打ちやすくなります。 何でもタイピング速い人は子供の頃にピアノ習ってた経験があることが多いらしいです。 習うのにパソコン以上にお金がかかると思います。
まとめ
実際にキーボードを動かして、体に配列を叩きこむのに勝ることはないので、パソコンを購入してe-typingなり、寿司打!なり、TypeWellをやりこむのが一番だと思っていますが、パソコンを買えない事情がある方はお試しください。