著者はAKB48に携わっていた方ということで、AKBの子がモデルになった部分もあるそうで、調べて見たら峯岸がモデルなんですね。
日本におけるマネージャー(部活における女子マネ)から想起されるイメージと、英語圏におけるマネジャー(管理者、経営者)の違いに着目して、女子マネがピーター・ドラッカーの「マネジメント」を読んで、英語圏におけるマネジャーとして振舞ったら?という話。
もしドラの面白みとしては野球部は甲子園に行けるのか?という本編部分と、経営学発祥の組織マネジメント術を野球部に応用するとどうなるのかという2種があると思います。
人間が社会性の動物で組織に所属することで生き延びてきたことを考えると、組織マネジメント術というのは経営学の分野に限らず普遍的な事象であるわけで、それを身近な野球部に応用したのがわかりやすく「マネジメント」の普及には多大な影響があっただろうなー、ダイヤモンド社うまいなーと思いました。
文章は脚本というか漫画のノベライズのような、状況をそのまま説明したような文章なので、文章表現的な面白みはないです。
作中で主人公のみなみが読んでいるのは、マネジメントのエッセンシャル版で元の書籍から抜き出し編集されたものを用いています。
ディール・カーネギーの本とかもエッセンシャル版というか、文庫だと箸折られた版が出ていて、本好きとしては「なぜ削る?」と思いがちで、大体は元の本を買うんですけど、
巻末見たらマネジメント完全版は1400ページの大著と書いてあって、それはエッセンシャル版出るわ……と思いました。普通の本の4倍くらいありますね。読むのも一苦労ですね。
今やってる資格勉強の本が分厚くて、持ち歩くのにも重くて苦労しているので、エッセンシャル版でないかな〜と思ってます。
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あとがき見て1909年にドラッカーが生まれたことがちょうど100年前と表記されていて、もう8年前の本なのかってなったんですけど、確かに表紙の絵の感じがハルヒとかが流行していた頃(2008年とか?)前後の絵柄なので納得といえば納得です。