この記事の概要:年齢=彼氏いない歴のこじらせ女子が、好き避けの理由を探ったら、「自分が人を不幸にしている」という思い込みが原因かもしれないと気付いた話と、その思い込みへの対処法を考えてみた記事。
読んで参考になりそうな人:
好き避け心理の一例を知りたい人
人を幸せにする自信がない人
自分が周囲を不幸にしていると感じている人
前書き
絶賛、年齢=彼氏いない歴を更新中のもとこもりです、こんにちは。皆様はGWをいかがお過ごしでしょうか? 私は徒歩5分圏内から出てません。
ひきこもり時代に彼氏がいないのは仕方がないとして、一応、外に出るようになって6年、犬も歩けば棒に当たると言いますし、なんかあるかなと思いましたが、まあ見事に何もない。
世の中には家から一歩も出ずに、ネトゲで彼氏を作る人もいるというのに……一応、結婚願望はあるので、なんでなのかなとつらつら考えてたことを書いていきます。
好きな人に好きと言えない
さて、私は気になる人がいると、何でもないふりをしてしまう。目を逸らしたり関わらないようにしたり、むしろ冷たくなってしまうという、いわゆる「好き避け」状態になります。
じゃあ、何をしているかというと、安全圏からずっと相手のことを見ています。
『俺物語!!』という少女漫画に、主人公のイケメンの親友に10年近く片思いしている子が出てきます。「告白もせずに10年何をしていたのか?」と聞かれて、その子が「ずっと見てました」というシーンで、「これは私だ!」と思いました。
7巻か8巻くらいに出てきたような……
いつから、他人に自分の好意を素直に表すことができなくなったのか考えてみると、多分、6歳頃からです。何故わかるかというと幼稚園で好きな子を影から見ながら、「私が見守ることで彼は世界から守られているんだ」と、ストーキングを正当化するどイタイ妄想をかましてた記憶があるからです。
6歳にして中二病発症してたみたいです。怖いですね。
で、4歳くらいまでは家族ぐるみで仲良くしていた男の子に「〇〇くんにバレンタインチョコあげたい」と母に頼んだりしていたので、この頃はまだこじらせてないはずです。
ついでに言うと、この頃は友達もいたし、明るく天真爛漫な子供だった気もします。どうしてこうなった(´-`).。oO
私が好きになった人は不幸になるという思い込み
私は子供の頃、母親にべったりな子供でした。
父親が家庭放棄気味だったので、べったりできるのが母しかいなかったとも言います。
しかし、5歳くらいの頃、母が育児ノイローゼや父の家庭放棄や生家の方の家庭問題とか、諸々の理由で双極性障害(躁うつ)を患い、年の半分は寝て暮らすようになりました。
心理学の本で子供の発達段階に関する記述を読んでいると、ある年齢までの子供は、「隠れて」と言うと自分が隠れるのではなく、自分の両目を隠すそうです。
何故かというと、自分と他人の境界が曖昧で、自分に見えないものは相手にも見えないと考え、自分の目を隠せば自分が消えると思っているからです。
ライトノベルに、主人公が世界の命運を握っているとか、主人公が存在しないと世界が存在しないみたいな、セカイ系というものがあるそうですが(本人に自覚はないが世界は主人公の想像で出来ていて、主人公が世界の不在を願ってしまうと世界が消えてしまう『涼宮ハルヒ』シリーズもそれ?)
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さらに、子供は親が怒っていたり、悲しんでいたりすると自分のせいだと考えるんだそうです。自分が世界の中心だと思っているんですね。
この子供の発達心理と照らし合わせると、子供の頃の私は、「母が苦しんでいるのは自分のせいだ」と思い、「母の苦しみは自分の苦しみ」だと考えただろうことがわかります。
自分の一番好きな人が、自分のせいで苦しんでいる。これ以上の挫折経験ってそうそうないんじゃないでしょうか?
逆に言えば、親が幸せそうにしているだけで、子供は「私が人を幸せにしている!」という絶大な成功体験が得られるわけで、こういう子が天真爛漫に育つんだろうなと思います。
大好きな母が苦しんでいるのに自分は何もできない
↓
大好きな母親を幸せにできなかった
↓
私が好きになった人は不幸になる
↓
好きな人を不幸にしたくないので避ける
これはあくまで私、個人のケースなので、他の方の好き避けに当てはまるかはわからないんですが、好き避けは好きな人を不幸にしたくないが故の回避行動なんじゃないかと(自分が傷つきたくないという回避行動も含む)。
やたらに不幸な人を好きになり、自分が幸せにしてあげなきゃと思い共依存に陥ってしまう人も、子供の頃に家族を幸せにできなかったが故に誰かを幸せにするという成功体験を得たい人なんじゃないかなと思います。
他人の幸せに自分は関係ないことを知る
「私が好きになった人は不幸になる」という思い込みがわかったところで、いきなり「私が好きになった人は幸せになる!」と、真逆を信じ込むことも難しいと思うので、私の好きな人=不幸になるの図式を崩して見ようと思います。
さて、自分が他人を不幸にしていると思っているということは、自分が他人の幸せに関与していると信じているということです。でも、そもそも、それが間違ってるんじゃないでしょうか?
何故なら、幸せは主観だから。
お金持ちで家族にも恵まれているけれど「自分は不幸だ」と感じている人もいれば、貧乏で天涯孤独でも毎日、幸せを感じてる人もいるわけです。
その人の感じ方の問題だからです。
もちろん、ある一定のレベルまでは収入と幸福度には相関性が見られることが知られています。でも、あくまで相関であって全ての人が収入があれば幸せになるわけではありません。
さらに言えば、ある一定の収入を超えると幸福度と収入は比例しなくなります。世界一お金持ち≠世界一幸せではないわけですね。
このことから
他人の幸せをコントロールすることはできない
↓
私が人を不幸にすることはない
↓
私の好きな人は不幸にならない
と考えを掘り下げ、徐々に「私が好きになる人は不幸になる」という思い込みを書き換えていきます。
目に見えて精神的に変化があるわけではありませんが、ちょっとは気持ちが楽になると思います。
彼氏とまでは言わないので、ひとまず、素直に他人に好意を示せる人間になれたらいいなぁと思います(*´-`)