佐々木千枝ちゃん編2話目です。
前話感想記事。
個人的にしんどい話だったので感想が遅れました。 U149の基本フォーマットが、1話で導入、2話でつまずき、3話で解決という序破急形式なので、構造的に2話目が辛くなりがちなんですが、今までで一番キツかったかもしれないです。
さてさて、前回、他メンバーへの気配りを見て、リーダーに千枝を推薦したプロデューサーに対して、千枝ちゃんは及び腰 ですが、小春ちゃんをはじめとした面々からの信頼を受けて、リーダーを引き受けることにします。 凛とした表情がうつくしいです。
今週のビーシュー。普通にしててもキツい梨沙ちゃんに思わずビクつく千枝ちゃんへ、フォローに回る晴ちんのナイスプレー。
ありすが音程を得意なことを把握して、音程が苦手な晴へのアドバイスを求めたり、メンバーの個性を把握していることを、きちんとリーダーとして活かせてるのに
自分はリーダーだから「他のメンバーに迷惑かけちゃいけないよね……」と
そんなことないよ!
みりあちゃんはなんでも教えてくれるよ! と言ってあげたい!
個人的今週のベストコマ。この二人は安定して可愛いですけど、今回、話がしんどかったのでほんと癒しでした。
重圧の中、気がついたら取り残されていて、進みたくても進めない千枝ちゃんの焦りを赤信号に重ね合わせる演出が心憎いですね。
感心して千枝をリーダーに指名して正解だったというプロデューサーですが、千枝ちゃんは
つ、つらい……!
プロデューサーの評価を見ての通り、今回もいつも通り他の子への気遣いはできてるんですよ……! ただただ千枝ちゃんが自分で自分をつらい方向に追い込んで行ってしまっているのが辛かったです。
次回はこの辺りを伏線に、他の子に係を分担して千枝ちゃんが負担を感じないような体制にプロデューサーがしてくれるんだと思うんですけどね!ね!
ありす編は「リベンジしてみないか?」と次回への布石があって、みりあ編はPを我に返らせるみりあの笑顔があり、晴編はビーシューの信頼感がうかがえた回だったので、読んでてそこまで辛さはなかったんですが(ありす編はちょっと辛かった)
何故、今回は読んでいてしんどかったのか考えてみた結果、私自身が他人に頼れないタイプの子供時代を送っていたからだと思い当たりました。
人に弱みを見せられないので、余裕があるように見せかけてしまい、頼まれごとをされることが多く、さらに「人の期待に応えたい」気持ちも強かったので、自分以外のことを抱え込みすぎて頭おかしくなりそうでした。
その結果、精神がぶっ壊れて、一度人生ぶん投げてしまったので今はかなり適当ですが、未だに人に頼れない傾向は残ってるので、千枝ちゃんは昔の自分を見るようで抱きしめてあげたかったです。
3話でいい感じに千枝ちゃんが他の子に頼れるようになって、リーダーとして輝けるようになってくれると自分のことのように嬉しいです。
読者のセラピーもしてくれる漫画「U149」……次回も期待してます。