狭い道などで、お互いに道を譲ろうとしているのに、お互いに譲る方向が被って道を塞いでしまい、更には譲る方向を変えるタイミングまで被ってしまい、さながらバスケットボールやサッカーのフェイント、挙げ句の果てには反復横跳びのようになってしまうあの現象、経験ありますか?
私はしょっちゅうでした。
運動神経が悪いせいなのか、判断力が鈍いせいなのかといろいろ悩んだんですが、ふと考えてたら簡単な解決策がありました。
左に避ける
これだけで、譲り合いの方向がかぶりお見合いになるシチュエーションが劇的に減ります。 何故なら、人間は基本的に右と左なら左側に避けることが多いからです。
道路などでは歩行者は左側通行が原則です。 道路以外でも、進行方向に向かって左を歩行する前提ですれ違いなどが設計されてることが多いです。
何故かというと、人間は右回りより左回りの方が得意なので、左折の方がスムーズに行動できるからです。
これについては利き足が右足だから説、左側にある心臓を内側にした左回転の方が安心できる説、左側に思い臓器の肝臓があるから重心が偏る説など諸説ありますが、左回転の方が得意というのは揺るがない事実のようです。
もちろん、こちらが左側に避けても相手が右側に避けてしまえば、お見合いは発生するんですが、右に方向転換をしなければフェイントは起こり得ません。相手が左側に避ける方向を移すまで、こちらも左に避け続ければいいのです。
「基本、左に避ければいい」
これが頭で分かっているだけでも、このフェイントが何回続くんだ的な不安がなくなり、あーはいはい左に行けばいいのねと心に余裕が生まれます。
なんでわざわざ、こんな記事を書いているのかといえば、全員が左に避ければ譲り合いフェイントは防げるという情報を周知することにより左側に避ける絶対数を増やし、譲り合いフェイントを減らしていきたいからです。
互いに道を譲っているだけなのに、発生する謎の気まずさと滑稽さ、あれ人混みとか狭い道とか嫌いな人間にはすごい精神的に負担かかるんですよ……。
原則左と思うようになってからは全然平気です。お試しください。 できれば、人にも教えてあげてください。 いっそ交通ルールで明文化してくれとすら思ってます。 人混み嫌い人間からの提案でした……。