度々Twitterなどで話題になる同人小説の需要について。 基本的には漫画やイラストの方が人気があるという話ですが、実際どの程度、漫画やイラストと差があるのか、小説も漫画(絵)もどちらも描(書)くので、同じ人間の数値としてPixivで閲覧数とブクマ数を比較してみました。数字はざっくりぼかしてあります。
前提条件としては
- もともと字書きなので絵はあまり上手くない(キャラの区別には困らない程度)
- 投稿はどれも数年前で閲覧数もブクマもすでに落ち着いている。
ジャンルA
規模:小〜中(オンリー開催時はコロナ前で50〜150スペースくらい) カプ:マイナー
漫画・イラスト
閲覧:6000 ブクマ:220
小説
閲覧:2300 ブクマ:120
漫画の方が閲覧数は倍以上伸びてますね。閲覧数に対するブクマ率は小説の方が高いですが、閲覧が多い分ブクマも漫画の方が多いという結果になりました。
ジャンルB
ジャンル規模:中〜大 カプ:マイナー
漫画・イラスト
閲覧:7000 ブクマ:150
小説
閲覧:5000 ブクマ:130
漫画の方が多いのは変わりませんが、ジャンルAほど閲覧数もブクマ数も差がありません。ジャンルAは海外人気が高かったので、閲覧者も絵でわかる漫画やイラストの方がアクセスされているのかなぁと思います。
ジャンルC
ジャンル規模:大 カプ:メジャー
漫画・イラスト
閲覧:30000 ブクマ:700
小説
閲覧:10000 ブクマ:500
閲覧数は差が3倍以上。対してブクマ数はそれほど変わりません。ジャンルA、Bと比べるとジャンルが大きくメジャーカプで供給も多かったので、閲覧者の目が肥えていてブクマは閲覧数ほど伸びなかったと思われます。精進します。
比較してみた感想
3ジャンルとも一貫して小説より漫画の方が閲覧数もブクマ数も多い結果となりましたが、倍率はジャンルやカプによって、1.4〜3倍とひらきがありました。 海外人気が高い、メジャーでPixivの作品数が多い場合は漫画の方が閲覧数が多くなりやすく、逆にマイナーカプの場合は小説も読んでもらいやすい傾向はありそうです。あとこれは数字ではなく体感の話になりますが、小説の方が熱心な感想いただくことが多い気がします。 上記はあくまでも私の個人アカウントでの傾向の話なので、カプタグ全体を調査して閲覧数やブクマ数の平均値や中央値を出してみたらまた別の結果になり面白そうです。手間がかかるのでやるかどうかはわかりませんが。